大塚栃木国体出張記 試合当日編

皆様こんにちは!

何回同じのを見ても全員集合とドリフで笑える平成生まれ、空港店大塚です!

故 仲本工事さんのご冥福をお祈り申し上げます。体操を取り入れたコントや柔軟な身のこなしを使った笑い、体当たりな芸に何度笑ったことか、、、

 

 

今回は国体出張記 試合当日編をお送りしたいと思います!

 

 

 

10月6日午前6時30分にチームとしての行動がスタート

ルートインのビュッフェで朝食した後7時10分に国体用の送迎バスに乗り8時頃練習会場に到着。

気温は13度。前日から続く雨のせいで冬かと思うぐらいの寒さのなか練習会場の体育館はもっと寒く、選手たちの体がなかなか温まらずアップに時間を割くことに。

練習会場では感染症対策やその他の理由からほかのチームと一緒に練習することはできなかったはずが、なんと相手の栃木国体チームが会場入り!?少し現場が荒れた練習時間を過ごした大分国体チームは練習を終え、試合会場に。

会場に着くと選手の待機場所が外であることに驚きました!初めての本国体での帯同だったため衝撃は相当なものでした。雨天のためテントが張られ、体育館に続く足場は常に会場スタッフがモップで掃除されていました。

雨天のなかアップできない選手たちに体を温めてもらう方法としてベタな、一気に力み脱力させるというその場しのぎではあるが効果的な方法で体を冷やさせない取り組みをした後、希望選手だけ小雨になったタイミングで外でアップしながらハーフタイムを待つことに。

 

 

1試合目のハーフタイムでようやく体育館に入りコートでアップ開始。

15分の間にできることをやり尽くす両チーム。

そしてハーフタイムが終わりユニフォームに着替えるため一度外へ、そして体育館の2階部分に行き1試合目の後半戦を見ながら軽食を摂取。

1試合目が終わり、入場できるまで軽いミーティング。11時20分頃入場。試合前の整列まで最後のアップを開始。

以下国体チャンネルより画像引用

会場には地元の小中学生が栃木国体チームの応援に来て雰囲気が一変!完全アウェーな状態に。

それでも怯まず相手の応援団も自分たちに引き込むぐらいの気持ちを持って選手はコートへ行進。

 

11時40分試合開始。

僕がハンドボールで好きなところの一つは試合開始直後に互いの健闘を祈るためのあいさつや握手をしてから始まるところ。

僕個人としては「試合が始まったな」と実感する瞬間でもあります。

 

試合は少々栃木チームの流れができてしまい押される展開に。

そして試合開始から8分30秒経ったその時アクシデントが!?

 

ハンドボールには「速攻」と呼ばれる相手のミスからボールを奪い点を狙いに行く攻撃手段があります。ですがその際相手選手に全力疾走中に押されて転げ倒れこむ大分チームの選手。

倒れこんだ衝撃で前歯が2本きれいに折れるという負傷を負いました。

そこからが大変だったんです。オフィシャルから試合の一時中断を言い渡され折れた歯の捜索ができると思っていたら試合は何事もなかったかのように再開。試合の邪魔をしてはならないためスキを見つけては探して退いてを続けようやく2本の折れた歯を回収。

そこからようやく救護班と連携して負傷した選手の応急手当と折れた歯の洗浄消毒。

神経部分まで折れていたにもかかわらず、アドレナリンが出ているせいなのか選手が鈍いだけなのか「歯は痛くないけど切れた唇が痛いだけです」と申告。

裏でめちゃめちゃ救護班と走り回り宿泊地周辺の歯医者に連絡をとり、選手の容態を監督に伝えたりしてベンチに戻ってきたときには点差は離れており、前半終了5分前でした。

そんなに時間は経っていないと思っていたけどまさか20分ぐらいあっち行ったりこっち行ったりしてたんだなと思いつつ応援。

前半が終わり 大分11ー15栃木

 

ここでさらりとハンドボールについて説明!

ハンドボールは縦40m横20mのコートで競技をし各大会のルールによって違うのですが、中学生は25-10-25、高校生からは30-10-30で試合が行われます(もちろん小学生大会もあります)。

よくバスケットボールとサッカーを足して2で割ったようなスポーツと説明することが多いのですが、点数はどこから決めても1点であり、危険な場合は除き体の接触が許される球技界の格闘技であるといわれるほど激しいスポーツ。ちなみに選手が1試合で走る平均の距離は7km以上とも言われており、体力だけではなく脚力などが必要となる競技でもあります。

早くて1分以内に点が入るほどスピーディーな試合展開が多く、ちょっとしたミスでその後の展開が大きく左右されてしまうなんてことも多いのです。

 

そして話は戻り、11-15の点差。ハンドでは5点差やそれ以上の点が離れていても巻き返せることが可能なんです。

監督や選手も巻き返すための心構えをハーフタイムの間にします。僕はその間選手のケアに回り、最善を尽くせるよう限られた時間でケアを施します。

そしてハーフタイムが終わりいざ後半戦へ!

この試合の模様は前回のブログに貼ってあるURLからご覧ください!!!

 

そして始まる後半戦。互いに譲らない攻防で白熱していく試合。

ただこの日は終始栃木チームのペースに呑まれていたためかそれとも完全アウェーな会場の雰囲気だったためか大分チームが終盤になっていくにつれ点差を離される展開に。

そのまま点差が離れ試合終了。

結果 大分22ー35栃木

 

途中のアクシデントもあったけどしっかりとこの試合を振り返り、次のために全員で話し合う姿はまぶしかったです。

栃木チームは敵ながら圧倒されたプレイが多く地元開催にかける気持ちがふつふつと伝わってきました!初戦突破おめでとうございました!

会場をあとにしルートインに向かう大分チームですが、まだやることが!

皆様お忘れでないでしょうか?

そうです!歯を負傷した選手を歯医者に連れていくという大事なことがありました。

連絡した歯医者に着き、扉を開けるとなぜかキョトンとしてる女性スタッフ。もしやと思い聞くと、「うち、今日午後からは休診なんですけど」と言われ連絡した歯医者を確認すると、やはりこの歯医者であると伝えたが診てもらえず急遽また別の歯医者を見つけることに。3件ほど電話してようやく見つかりタクシーで向かい、ようやく診てくれることに。

 

応急処置だけしてくれたみたいであとは帰県した後での治療とのことでその選手とルートインに戻りました。

戻った後は選手が試合後疲れて汗まみれな体を大浴場で流し、部屋でケアをしてこの日は打ち上げを含めた夜ごはんを食べてその後選手たちと部屋で飲みなおして終了しました。

 

大分帰還編につ・づ・く

 

 

 

いかがだったでしょうか。少々熱くなり、長くなりすぎてしまいました。

次は大分帰還編でお会いいたしましょう!

果たして大塚は栃木まできて宇都宮餃子を食べずに帰ってしまうのか!?乞うご期待!!

 

 

皆様のたくさんのコメントお待ちしております!

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